アグリー・ベティ3 第24話 最終回 「転落」 The Fall Issue

「よだれ垂れ流しのバカ」が、MAMAアワードで最高にいいスピーチをする話。

や、それよりもまず前半の話がすごかった。

ものすごく口がくさくて、地味な塩沢ときみたいなメガネをしたエディターのペニーというおばちゃんが、オフィスの窓に群がった鳩を追い払おうとしてビルから転落死。
人が死んだくらいじゃもう驚かないのがこのドラマ。でも驚いたのはその後。そもそもスズキ・セントピエールさんの報道の仕方が下衆すぎるのもすごいけど、そのあとのスアレス家のデリカシーのなさっぷりが驚愕。

  • ペニーのお別れ会を企画中に唐突にベティが「死んだおかげで空いたエディターのポストを狙ってまーす」宣言
  • ヒルダ「やったじゃなーい、ベティ♪」
  • イグナシオ「今夜教会に行って祈ろう。その気の毒な女性のために」
  • ヒルダ「ペニーって人が死んだのは、アンタにチャンスを与えるためなのよ」

もうアメリカ人すげえ!!ペニーさんがかわいそうすぎてもう……あの……プススススス

肝心のペニーのお別れ会の参加人数があまりに少なくてまたびっくりなんだけど、ウィルミナとマークが思い出話で盛り上がるところはよかったなー。あの二人ほんと仲がいい。

あと、今回はアマンダもかわいかった!「ほかのゲイにマークの代わりは務まらないわよー」とか、「どうせどっかの太った女と遠距離恋愛でもしてるんでしょ?」とか、なんか興奮します。特に後者。俺に言ってんのか。言ってないよ。それから、酔っ払いながらもポスト争いで困惑するベティとマークに一喝するのもよかったです。アマンダやっぱいいやつ。

今回はサブタイトルどおり、様々な「転落」模様が描かれます。ペニーさんの文字通りの転落、ベティとマットの破局、マークの昇格失敗、ウィルミナの失脚、ジャスティンの受験失敗、そして、あの、えっと、編集長とモリーの……あの……うわーーーーーー

MAMAアワードの授賞式の席上、スピーチに立ったダニエル編集長をモリーがやさしく見つめて勇気づけ、編集長は原稿なしで素敵なスピーチを成功させるのですけど、モリーはその、編集長の見た幻だったんですよね。ほんとはそこにいないの。まあ、それが何を暗示しているのは明白で、急いで家に帰った編集長を描いたエピローグは、もうなんとも大きな悲しみに包まれたものでした。

シーズン1 もシーズン2 も唐突な終わり方をしたけど、今回も同様に唐突でした。こんな状態で半年待て……だと……?

シーズン4 は、いよいよファイナルシーズンになります。たぶん日本でも今年の秋から放送してくれると思うんだけど。どんな気持ちで新シーズンを待てばいいのやら。