臨場 第7話 「声」


イィィィィィィィィィィゾッ、イッ、ゾンッ、ハァァァァッ、アァァァァァ〜〜〜〜〜
↑オープニング何言ってんだろうこれ

ひいいい!フェミ!フェミ!とか思って見てたけど、存外暗い話で落ち込みました。

事件の中心人物の女性記者役を前田愛が演じたのですけど、あの子大人になったんだね!!当たり前だけども!!バイファムを歌ってた頃が懐かしいです。

いま聴くと、この姉妹のハーモニーはすごいな……うわあ……サビすげえ……

あと、セクハラ副編集長役の松澤一之の「いやな奴演技」は最高ですね。いま知ったのですけど、シンケンジャーで志葉家18代目当主(本物)の家老・丹波を演じたときには、

また、演じた松澤によれば、脚本を見て、「丹波は『いきなり登場した姫に向かうところである視聴者の怒りを変わりに受ける役』である」と分析し、その結果として劇中のような「イヤなやつ」を演じることにしたと語っている。*1

ということだったそうです。ちょっと……!松澤さん素敵じゃない!!

前回は、永嶋くんと事件の中心人物の背景をダブらせた話でしたけど、今回も小坂さんと女性記者の置かれている立場をダブらせつつ、ある意味では好対照として描いていて見応えがあったと思います。「男社会」とされる職場で活躍する二人だけど、女性記者はハラスメントや偏見、色眼鏡で見られてしまうことが多く、不満を強く抱え込んでいるのですが、小坂さんは理解のある仲間やド本気で真正面から叱責してくれる上司に恵まれていて、女性記者の悲劇をより一層際立たせるものでした。

今回の見どころのひとつは、倉石さんが小坂さんを叱るところ。倉石さんすごい叱り方するなあ!!そもそも部屋に入るなり「(小)サカァァ!!!!」だもの。自分のダメなところをストレートに指摘された小坂さんは、「FUZAKEROOOO!!」って怒鳴られたあと、涙をいっぱいに溜めながら、永嶋くん(←一番の被害者はたぶん彼。自分の先輩が上司にこっぴどく叱られているところを目撃させられた)に精一杯のプライドで「先帰っていいから」って言うんだけど、部屋に一人になってから泣き崩れるのです。でもそのあとの独り言がすごい。

「悔しい……悔しいよ……倉石さんの言うとおりだ……わたし何してるんだろう……彼女の声を根こそぎ拾うつもりでいたのに……何やってんのよっ……!」

どんなにきつく叱られても、倉石さん全肯定。どんだけ好きなの倉石さんのこと!!

って☆ゆーか、

▼ 永嶋くん立ち聞きしてないで早く帰れよwwwwwwwwwwww

そういや、今回の永嶋くん(キュウリ嫌い)もすげえいい子でした。小坂さんの「まずいところ」を見ちゃったあとは、ちゃんとお手伝いにきたしね。最後に小坂さんの仕事を通じて、検視の仕事の奥深さを知ったようでした。

そして倉石さんは相変わらず傍若無人奥多摩の事件の資料を提供してくれた所轄の警察官に無言で襲いかかる(キュウリ咥えたまま)とかもう!俺、倉石さんと友達になれる自信ねえええええ!(でも好き)

最後の小坂さんの見立てのシーン、倉石さんは「最初は自他殺不明と思った」って答えてたけど、壁のナイフ痕と金魚の満腹具合から、自殺だって見抜いてたと思うんだ。でも、自分の力だけで答えに辿りついた小坂さんを立てるために小さい嘘をついたんだろうなーとか思うと、この上司ほんとすげえ。結局また金魚増えちゃったし。

あ、そうそう、イチのスーツ姿が恐ろしく似合わなくて吹いた。でも、イチは捜査一課で一生懸命やってたよ!!うれしい!!