臨場 第11話 「最終章 渾身 〜 後編」


まあね、普通事件関係者の中に一人だけ大物俳優がいたら、ほぼほぼその人が犯人だよね……冷静に考えれば最初から犯人になる人はわかっていたんだね……えへへ

  • 五代部長が久々に現場にきたよ!結構いい人だよね
  • 今回のシリーズでよくわかったんだけど、聴取で坂東さんが自信満々に声を荒げて追い詰めるときは、だいたいその人は犯人じゃない
  • タッチーは、倉石さんと喧嘩になる前に「倉石様のおおせのままに」スタイルで無用なトラブルを回避することを覚えたようです
  • 力関係でいえば、完全に 五代さん > 倉石さん > タッチー だよね……うふふふふ
  • 久々に出ました、倉石さんの「さすがタッチー!(ニヤリ)」

今回はまず、16年前の事件の犯人の情報を盗み聞きした永嶋くんが、独断で大庭純一に詰め寄るシーンが印象的。永嶋くんの中では父親を殺されたときから時間が止まったまま。その気持ちを正面からぶつけて取り乱すのですけど、偶然居合わせたイチに制止され、小坂さんが強く叱りつけます。でもその叱り方には仲間に対する愛がすごく感じられるのです。永嶋くんも、「倉石さんも小坂さんも一生懸命になってくれるから、俺……俺本当に……!」と声を詰まらせてかわいいのなんの。一緒に泣いてやろうか!なあ!もう俺泣いてるけど!そのあとの小坂さんの声にならない「永嶋くん…」の泣き崩れで、俺もえ〜い〜〜〜や〜〜〜でした。なんというか、松下由樹の泣き方が俺好みすぎるんだなー、きっと。

で、小坂さん泣き虫だからなーって思ってたら、倉石さんも目に涙をいっぱい溜めててなんか吹いた。(いいシーンなのに) 倉石さんは気丈に振舞いながら、涙でぐちゃぐちゃの永嶋くんにタオルを放ります。でもそのタオルが汚ねえのなんの!倉石さんのズルッズルの涙と汗を拭いたタオルなんじゃないのこれェ!!

そんな 3人がうらやましくてたまらない。どうしたら俺は今の会社を辞めて検視官になれるんだろうか。(ちなみに、イチはその間一人だけ雨でビッショビショのまま誰からも気に掛けられなかったというお気の毒っぷり) 



さて、終盤で16年前と今回の事件の真相が明らかになります。

永嶋くんは父親である永嶋教授に反発しながらも、父親が殺されたときは取り乱したし、その犯人である純一には我を忘れて感情をぶつけたりもしました。そしてその永嶋教授を殺した純一も、父親である久雄に反発し、父親に小さな助けを求めながら、父親にもらったきんちゃく袋をとても大切にしていたのです。倉石さんの「親こと嫌いになれる子どもなんか、いやしねえよ」という言葉が、この二組の不幸な親子にぴたりと合致します。それだけに、久雄が永嶋くんに「あんたの親御さんには大変申し訳ないことをした。純一の分まで俺がきっちりと償わせてもらう。お父さんは、今のあんたをきっと誇りに思ってるはずだ」と誠意をもって言ったことに対して、永嶋くんがしっかりとした口調で「ありがとうございます」と答えたところが本当に立派で、いろいろ堪えていたものが一気に漏れ出しちゃった。うううう。

バー「かくれんぼ」にやってきた検視官室の 3人は、静かでささやかな慰労会を催していたのですけど、倉石さんの粋な計らいで永嶋教授に献杯。永嶋くんの中で止まっていた時も再び動き出しました。ううううううもうダメだもううううううう。俺の顔がズルッズルになる!

最後は久々に市ヶ谷の釣り堀のシーン。絵梨華さんと釣りに興じる倉石さんだけど、ふと目をあげると、死んだ谷本さんがうれしそうに 2人を見ているじゃないか。谷本さんは「ありがとう」とつぶやいたように見えたあと、ふっと姿を消すのです。考えてみれば、谷本さん親子も、永嶋くん親子や大庭さん親子と共通する構造はあったわけで、それを思うと……もういやどんだけ顔ズルッズル!

と、ここまですごくいいシーンでしたけど、最後の最後で検視官室で物思いにふける倉石さんにカッと強烈な光が!ああああ、倉石さんが天に召されるううううう!!とか思うとズルズル気分が一気に晴れてしまいました。最後までやってくれるぜ倉石さん><


さあ、10月から相棒 Seaosn9 が始まるまでの間、どうやって過ごせばいいんだ。新9係を見ていればいいのかな。うー。

あと、あの、公式サイトの動画で倉石さんが DVD の押し売りをしてて吹いた。