題名のない音楽会 「オーケストラのすごいところ、お見せします!」

ゲストは脳科学者の茂木健一郎氏。

佐渡先生の指揮でオーケストラ演奏し、オケ席の中に茂木氏が入ったり、一緒に指揮台に登って謎踊りをしたりして、その視点からみたオーケストラってどうなのか、オーケストラによる感動の源はなんなのかを探る実験企画……なのかと思ってましたけど、あまりにひどい。

一曲ごとの茂木氏の感想は、「いやー、すごい!」「感動した」とかそんなのばっかりで安すぎるし、そのうえ、お得意のはずの脳科学の見地からのトークも「○○○といわれています」などと、ソースのはっきりしない信頼できないコメントばっかり。結局そのまま番組が終わっちゃった。正直な感想は、「何しにきたのあのモジャモジャ」です。大好きな「アッピア街道の松」の演奏で茂木氏が一切邪魔しなかったのだけが救いでした。

茂木氏は佐渡先生の親友なのかも知れんけど、最近の茂木氏の「番組の私物化」のような振る舞いは本当にイライラします。
佐渡先生が司会になってからのこの番組はすごく面白いと思ってるのですが、親友だからこその茂木氏のコントロールをしっかりしていただけると、見ているほうも安心できます。